わたしたちが大切にする3つのコト

「知る」こと

奨学金問題を解決するには、より多くの人が奨学金の現状について「知る」ことが必要です。奨学金について知れば、その問題も一緒に見えてきます。そこで得られた問題意識のひとつひとつが世論となって政治を動かしてはじめて、制度を変えることができるのです。私たちはイベントの企画運営などを通して、来場者をはじめ関わったすべての人に奨学金とその問題について知ってもらいたいと思っています。

「伝える」こと

イベントの企画運営や分野の異なる組織やグループとの交流を通して、奨学金について知ってもらうやり方が私たちの基本スタイルです。私たちは、印象に残るイベントになるように、自然と奨学金の知識が得られるように、とことん「伝え方」にこだわります。そうした表現の幅を広げるため、日々様々な事柄や情報に触れ、また異なる分野の人たちとのつながりを意識して活動しています。

「居場所になる」こと

私たちは、私たち自身が奨学金問題について臆することなく話せる場の一つでありたいと思っています。学生自身が奨学金制度について話せる環境があれば、利用しやすい理想の奨学金像が見えやすくなります。しかし、学生の間には社会問題や政治の話題への強力な同調圧力、情報を得て思考や議論する余裕がない現状があります。奨学金について話せる環境をつくるのも私たちのミッションの一つです。

私たちの手で

主催イベントの企画運営

多いときは300人が来場!

年に一度の大規模イベント(講演会やシンポジウム)の他、ショッピングセンターのオープンフロアでのトークライブや、一般公開の学習会などを開催しています。企画から運営まで私たちで考え、実行します。会のメンバーだけではなく、学生サポーターを募って実行委員会形式で企画を進める時もあります。

学生に伝えたい

奨学金問題を知ってもらうために

大学の講義に参加して奨学金問題についてレクチャーしたり、奨学金問題をまだよく知らない学生などを対象として大学内で学習会を開催したりするなど、学生に奨学金問題を知ってもらうための企画を行っています。また、奨学金の利用実態を調査するために、学生を対象に定期的にアンケート調査を行っています。

いろんな方法に挑戦します!

これまで、理系学生と一緒に奨学金問題について学びながらAR(拡張現実)機能を駆使したアプリを作成したり、メディア系学部の学生と一緒に、奨学金問題にフォーカスした映像制作を行ったりしてきました。私たちは学生・若者だからこそキャッチして有効活用できるようなツールや方法を使った活動をめざしています。

つながりを大切に。

学費や奨学金の問題に取り組んでいる団体をはじめ、さまざまな団体と協力してワークショップを行ったり、講演にゲストとして呼んでいただき、登壇や発言をしたりして交流をもっています。交流の中では、それぞれの分野の専門的な知識の共有や、新しい手法の発見などを通じた組織の成長をはかっています。

「知る」「学ぶ」ために

みんなでワークショップ

私たち自身が奨学金問題を知るために、まず組織内でワークショップ手法を用いて学習会を行っています。私たちの団体の中には上下関係がないため、教える人と教えられる人という構造はありません。みんなでそれぞれの立場から考えを持ち寄って議論し、知識や情報の共有を行っています。