奨学金と将来デザイン – これから社会へ出る「私たち」の声 –

 愛知県 学費と奨学金を考える会は2019年2月2日、名古屋港ポートビルにて「奨学金と将来デザイン – これから社会へ出る「私たち」の声 – 」を開催しました。今回、当初は2018年12月1日に開催を予定していましたが、会場の都合により急遽開催延期を決定することとなり、当初ご来場をご予定頂いて皆さまには大変なご迷惑をおかけすることとなりました。改めてお詫び申し上げます。また急な日程変更にも関わらず、変更後の日程にてご参加頂きました皆さまへ、心より御礼申し上げます。

 ゲストには埼玉県弁護士会所属弁護士で埼玉奨学金問題ネットワーク事務局長、奨学金問題対策全国会議事務局次長の鴨田譲さんをお招きしました。基調講演では「奨学金問題~返済の現場から~」と題して、これまでの奨学金問題の制度改善の経緯や直近で問題になっている「保証人全額請求問題」についてお話頂きました。「保証人全額請求問題」は、保証人が2人いる場合、連帯保証人は全額の支払い義務を負うが保証人は半額しか支払い義務を負わない「分別の利益」があるにも関わらず、機構が保証人に対して全額を請求していた問題で、奨学金問題対策全国会議もこれに関する緊急声明(PDFファイル)を発出しています。

 続いて基調報告では私たち愛知県 学費と奨学金を考える会から「学生の声をカタチに。~奨学金アンケートから考える私たちの未来~」と題して、この間取り組んできた奨学金アンケートの中間結果報告をさせて頂きました。

 後段のトークセッションでは、弊会相談役で中京大学国際教養学部の大内裕和教授とゲストの鴨田さんが「奨学金の現在と望まれる未来」と題して、対談を行いました。