ATSは、創立8周年を迎えました!

 
 わたしたち「愛知県 学費と奨学金を考える会(ATS)」は、2012年の創立から、9月1日で8周年を迎えました!
 
 日頃よりわたしたちの活動へあたたかいご支援を寄せて頂いている皆さま、本当にありがとうございます。
 今年度に入ってから、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大を受け、外出自粛や休業要請等の経済活動の縮小を伴う措置などが展開されてきました。
現在でも、私たちの生活は深刻な影響を受けており、また終息に向けて長期化することが予想されています。
 こうした状況のもと、多くの学生がアルバイトとして従事している飲食店・サービス業等を中心とした様々な職種において、営業時間の短縮や休業によるシフトカットが行われています。休業に対する補償がない場合には予定していたアルバイト代が得られず、まもなく始まる、秋学期の学費の納入が危ういのみならず、生活に支障をきたすなど経済的に困窮する学生もいます。大学においては、今年度秋学期以降の講義もオンライン授業の形態となっているところも多く、学生の不安は募るばかりです。
 また、大学等を卒業して、奨学金を返還しながら生活している人においても、休業や収入の減少によって家計的に厳しい状態に置かれている人も少なくありません。今後、失業者の増加なども懸念されます。
 このままでは、これまで奨学金を返還できていた人でも突然の失業や休業、減収によって返還困難に陥る人が急増する危険があります。減収に加えて先が見通せない状態に置かれています。感染症の終息はもとより、この数か月間で大きな打撃を受けた私たち一人ひとりの生活や雇用などの復旧・安定化に向けては、長期的な視点で継続的な公的支援が必要です。
 
 新型コロナウイルス感染症の拡大に係る奨学金制度に関するわたしたちの要望は、以下のリンクからご覧いただけます。ぜひお読みいただければ幸いです。
 
 わたしたちは、家庭の経済的事情により進学の機会が失われることなく安心して学ぶことのできる社会をめざして、これからも引き続き活動に取り組んでいきます!
 

5月31日に発表した声明、10月7日に発表した追加要望は
それぞれ以下のリンクからご覧ください。